2018年10月3日水曜日

母の想い

うちの両親は娘の私から見ていても仲の良い夫婦でした。
どこに行くのも一緒、何をするのも一緒。父が自営業で、そこの経理全般を母が見ていたので、職場も一緒でした。

四六時中一緒でよく飽きないものだ、と常々不思議に思っていたと同時に、子供としては、どちらかが亡くなったら、残されたもう一方もすぐに後を追ってしまうのではないか、という不安を抱えていました。

父が亡くなった直後、"お母さんを頼む、しばらくは連れて行かないから。"の夢で父が言った言葉どおり、9年経った現在も母はなんとか健在。


現在80歳になった母は、記憶力が低下してきているせいか、父の名前を聞くと、
"お父さんの名前、うー……なんだっけ?…忘れた。"
としばし考えるものの、たいがいは思い出せません。

その反面、父との思い出、頭の中の画像は鮮明なようで、昔の楽しかった事、喧嘩した事、商売上で意見が合わなかった事、まるで目の前で見ているかのように話します。
父は母の中で今でもしっかり生きているのです。

今の母にとって、父の名前は単に記号なのかもしれません。

父に初めて出会ったのは、母が19歳の時ですから、以来60年以上父を愛し続けている母。

そんな母の想いを身近で見ている私としては、たまに切なくなり、随分早くに逝ってしまった父に恨み言の一つも言いたくなります。



健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くしてきた父と母。

母よ、もうしばらくは私達のもとに居て、父を想い続けて下さい。






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